実生マンゴスチン【播種〜発芽55日目】

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こんにちは!『The Crafty Garden Lab』の管理人Kouです!
今回のテーマは『実生マンゴスチンを育てる!』です

はじめに

 このブログを読んでいる方々は、マンゴスチンへの興味をすでにお持ちで、なおかつ、マンゴスチンを実生でチャレンジしたち方々であると思います。そのため、マンゴスチンがどういうフルーツなのかの説明は省かせていただきます。

今回のきっかけ

 今回、マンゴスチンを実生から育てることに至った理由ですが、実は今まで何度か実生マンゴスチンにチャレンジしていました。ですが、すべて失敗に終わり、妥協して苗を購入して育てています。しかし、種から育ててみたい気持ちが再燃し、今回の再チャレンジに至りました。また、今回再燃した時期がとてもよかったため、質のいい種子を手に入れることができました。
 結果からいうと、発芽には成功しています。所々、画像を撮るのを忘れてしまって画像を載せることができない項目がありますが、可能な限り詳しく文章で表現し説明します。

マンゴスチン種子の購入

 今回、マンゴスチンの種子を購入したところは、『ebay』というサイトです。ここの発送元がインドネシアの方が出品しているものを選びました。出品者にブログで紹介していいか確認を取っていませんので、知りたい方は問い合わせからメッセージをください。

種子の下処理

 6/12に購入し、7/3に手元に届きました。手続きが色々と必要なマンゴスチン種子にしては早かったと思います。出品者もそのことをしっかりと把握されているのか、十分すぎるくらいにしっかり梱包してくれてて、湿度を保つ処理をしてくれてました。
 しかし、手元に届いた種子は若干乾燥していたのですぐにメネデール希釈液に浸しました。以下で今回わたしが行った下処理を説明します。

  1. 浸漬
    メネデール100倍希釈液に24時間浸しました。
  2. 選別
    マンゴスチンの茶色い薄皮を丁寧に剥きます。
    健康な種子は白色、腐っていたりする種子は茶色や黄色もしくは柔らかくてボロボロになっているため、そういう種子は取り除きます。

 本来なら浸漬する前に茶色い薄皮を剥きたかったのですが、種子が若干乾燥していて剥き辛かったため浸漬後に剥きました。浸漬前に剥きたかった理由は、茶色い薄皮にカビ胞子が付いていることが大いにあるので、種子を腐らせるのを防ぐためです。

播種の準備

 下処理が終わったら播種に移ります。以下では、播種の方法とわたしのオリジナル用土の配合を紹介します。

  1. 播種
    スリット入りプラポットに用土をいれ、種を植えて1cmの厚さで覆土します。
  2. 水やり
    播種後にプラポットの底から茶色の水が出なくなるまで十分に水を与えます。
  3. 水管理
    湿度を保つために水深1〜2cmで腰水管理します。
  4. オリジナル用土の配合
    赤玉土(細粒)6割
    軽石     2割
    パーライト  2割

 オリジナル用土の配合は、わたしが今まで色々な植物を育ててきて発見した配合になります。植物によってはこの配合と相性が悪い植物もいるので、植物に寄って配合を変えてください。

育成環境

 マンゴスチンは発芽から2年は70%ほどの遮光環境で育てる必要があります。発芽から2年を遮光環境で育てないと結実しなくなるそうです。


  1. 直接光は当てていませんが、隣のブースでグローランプを使っているため、そこそこ明るくなっています。
    ↓このくらいの暗さ(明るさ)です。これで結実するようになるかはわかりません。
  2. 水管理
    前述したように水深1〜2cmの腰水で管理しています。

発芽状況(写真あり)

  1. 播種(2025/7/4)
  2. 発芽1日目(播種から13日目)
    画像中央の赤っぽいのが芽です。
  3. 発芽5日目(2025/7/21)
    赤い小さな双葉のようなもの(これを双葉とします)が見えます
  4. 発芽8日目(2025/7/24)
    小さな双葉の間から本葉がでてきました。
  5. 発芽9日目(2025/7/25)
    本葉の成長が早い。
  6. 発芽20日目(2025/8/5)
    本葉がしっかりと展開しました。
  7. 発芽43日目(2025/8/28)
    本葉が赤から緑に変わりました。頂点に赤い芽が見えます。
  8. 発芽55日目(2025/9/9)
    新葉が出てきました。

まとめ

 マンゴスチンは成長がかなり遅い植物だと認識していたので、発芽から55日で新葉が展開するのは予想外でした。成長を追っているマンゴスチンの他に2つ発芽したものがあります。その2つは1週間ほど遅れて発芽したもので、それらと比較すると成長が早いような気がします。
 マンゴスチンを種子から育ててみたい方は、是非海外から種子を輸入してみてください。日本でもマンゴスチンは売っていますが、そのほとんどが燻蒸処理してあり、発芽能力が失われています。燻蒸処理されていないフレッシュマンゴスチンも輸入されてきているので、フレッシュマンゴスチンを手に入れることができたらその種子から発芽チャレンジしてみてください。

 今回はここまでになります。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

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