こんにちは!『The Crafty Garden Lab』の管理人Kouです!
今回のテーマは『肥料を始めるタイミングって?』です
肥料を始めるタイミング
発芽して何日目から肥料をあげ始めたらいいか疑問に思ったことありませんか?
これの回答としては、『子葉がしぼみ始めてから』です。だいたいの目安としては『2〜3週間後』でしょうか。このころには本葉が展開してくるのでこれも肥料を与え始めるタイミングとなります。本葉が展開してくると光合成が活発になり水と光だけでは養分を補えなくなるためです。
発芽からの成長過程
種の中には『発芽』に必要な養分が含まれています。発芽してからは子葉(双葉)に含まれている養分(主にデンプン)を使って成長していきます。子葉の養分だけでなく、子葉が光合成を始めるため光合成によってエネルギーを得る仕組みが始まります。このときに重要なのが適切な光と水になります。
本葉が展開する頃には子葉の養分を使い切り、子葉はしぼんでいきます。この頃から外部養分が必要となってくるため肥料を与え始めましょう。
肥料はどれがいい?
肥料を与え始める適期となった植物にはどんな肥料を与えるのがいいでしょうか?
まず肥料には固形肥料と液体肥料があり、その中には化成肥料と有機肥料があります。固形肥料はしっかりとした食事。液体肥料は栄養チャージゼリーのイメージです。化成肥料はファストフード、有機肥料は手料理なイメージです。
子葉がしぼみ始める時期は、赤ちゃんで例えると離乳食が始まる頃です。そのことを考えると、肥料として適切なのは液体の有機肥料(有機液肥)です。有機液肥はゆっくりと分解され植物に吸収されるため、急激な肥料効果による「肥料焼け」のリスクが少なく、繊細な若い植物に適しています。また、液体状なので、まだ土壌中の栄養を効率よく吸収する能力が十分でない若い植物にも使いやすい、まさに「消化吸収が容易な離乳食」のイメージです。
有機液肥をどうやって使う?
有機液肥は希釈して使いますが、規定の希釈率だと発芽して間もない幼苗には養分が強すぎるため、規定の希釈率より2〜3倍希釈します。
この有機液肥はわたしがいつも使ってるものです。
有機液肥 【オーガニック】 550ml 有機質肥料
観葉植物は1週間に一度肥料を与えるので、この有機液肥の希釈率ですと200〜300倍になります。これの2〜3倍なので1,000倍に希釈するのがわかりやすいと思います。1リットルペットボトルに1杯水を入れてそこに1mlの有機液肥を入れれば1,000倍希釈の出来上がりです。
発芽後3ヶ月まではこの規定より希釈した有機液肥を与え、その後は10日くらいかけて徐々に規定の希釈率にまで上げていきます。
まとめ
- 肥料の与え始めは『子葉のしぼみ始め』
- 与える肥料は、有機肥料の液肥(有機液肥)
- 固形肥料はしっかりとした食事。 土にゆっくりと溶けて、植物が長期間にわたって栄養を吸収できるようにします。バランスの良い食事を提供するような役割。
- 液体肥料は栄養チャージゼリー。すぐに吸収されるので、短期間で効果を発揮します。植物の「ちょっと元気がない」時や「特別なケアが必要な時」に使う応急処置的なイメージ。
- 化成肥料はファストフード。ファストフードのように、すぐにエネルギーを補給できるけれど、持続的な栄養バランスや健康面では注意が必要。
- 有機肥料は手料理。手料理のように、素材を活かして丁寧に作られ、体に優しい。即効性はないけれど、長く健康を支える役割を持つ。
- 規定濃度に戻すときは、発芽後3ヶ月経って根がしっかり発達してから、10日くらいかけて徐々に戻す。
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花ひろばオンラインの有機液肥です。
だいたい1,000倍に希釈して使います。
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今回はここまでになります。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
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